ファイルサーバを1台導入することになったのですが、出来るだけコストを押さえたい、、、
ということでバックアップソフトは導入せず、Windows標準の「WindowsBackup」を使うことにしました。
WindowsBackup設定手順
サーバマネージャー → ダッシュボード のツールから、「Windows Server バックアップ」を選択します。
ローカルバックアップ → バックアップスケジュール を選択します。
あとは、ウィザードに従って設定します。
まず、バックアップ実行頻度を設定します。1日一回、夜間にバックアップを取得することにします。
次に、バックアップ先を指定します。
バックアップ用のNASがあるので、ここにバックアップを取得するように設定します。
共有ネットワークフォルダをバックアップ先に指定すると、データが上書きされると警告が表示されます。
NASにバックアップを取る場合、世代管理出来ないのが残念なところですが、致し方ないです。
バックアップ先のフォルダを指定します。
バックアップ先がNASの共有フォルダなので、UNCパスで指定しました。
アクセス制御の指定はよくわかりませんが「継承する」にしておきました。
ここまで設定すると確認画面が表示されるので、設定に問題がなければ「完了」ボタンを押してください。
バックアップスケジュールが作成されます。
バックアップ設定ではまったポイント
NASをバックアップ先に指定すると、「指定したパスはリモート共有フォルダではありません」と表示されエラーになりました。
指定したNASはかなり古いもので、ファイル共有プロトコルがsmb1.0しか対応していませんでした。
サーバの設定を変更し、smb1.0を有効にすることでエラーが解消しました。
※smb1.0は脆弱性の問題で使用するのはリスクがあります。
この状態で試しにバックアップを実行してみたのですが、エラーになりました。
原因がよくわかりませんが、下記サイトの情報ではNASが古いとエラーなるようです。
バックアップ先を新しいNASに変更したら、正常終了しました。
Windows10の「システムイメージの作成」が失敗する パソコン出張サポートのマックス姫路
バックアップデータを復元する
せっかくバックアップを取得しても、復元できなければ意味がありません。
でも本番サーバで復元を試すのはさすがに怖いし、万が一復元できなかったら業務への影響も甚大です。
なので、いらないPCを使ってWindowsBackupでバックアップを取得し、下記サイトの手順で復元を試したところ、正常に復元されました。
Windows Server バックアップ : バックアップからの復元方法(Windows Server 2019)
復元が必用な事態にはなってほしくないですが、復元の練習はしておいたほうが良いですよね。