確定申告は毎年迷うのでメモ書きを残します(2023年3月更新)
確定申告は訳が分からない
株・FX・ふるさと納税の関係で、毎年確定申告を行っているのですが、いまだに各入力項目の意味がよくわかってません。e-TAXわかりにくすぎる、、
「サラリーマンが、株・FX・ふるさと納税を確定申告する」ために、どの項目の入力が必要か、自分用のメモとして残します。
最初は2019年3月にメモを残しましたが、毎年更新していきます。
・事業所得
事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業を営んでいる人のその事業から生ずる所得をいいます。
しがないサラリーマンなので、ここは関係なしです。
・不動産所得
土地や建物などの不動産の貸付け、地上権など不動産の上に存する権利の設定及び貸付け、船舶や航空機の貸付けが対象とのこと。
不動産なんて持ってないので関係なしです。
・利子所得
預貯金や公社債の利子並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得です。
私が該当しそうなのは銀行預金の利子ですが、これには”源泉分離課税制度”により、すでに税金が引かれているので、利子所得は空欄でよいようです。
・配当所得
株や投資信託の配当金は、ここで申告します。
配当控除を受けるためには、申告が必要です。
配当控除は、企業が配当金を支払う場合、法人税を支払った後の純利益を配分しますが、株主が配当を受けるときにも20%の課税があり、二重課税状態になっているのを調整するものです。
配当控除を受ける場合、配当控除は所得に応じて控除額が決定されるため、他の所得と合わせて申告する総合課税を選ばないと、適用されません。
申告分離課税を選択した場合、株式投資で損失が出た場合に配当と相殺する、損益通算ができますが、配当控除は使えなくなります。
私は株式投資で損失が出ていないので、損益通算する必要がないため、配当控除を受けるほうがお得なはず、、と考えて、総合課税を選択しました。
2020.03追記
改めて配当控除について調べていたら、「源泉徴収されない特定口座を利用して株式投資を行う場合は、原則申告分離課税を選択する」という記述を見つけました。
私は特定口座 源泉なしで株取引しているので、申告分離課税を選択しなければならなかったようです。
2022.03追記
申告分離課税を選択したら、特定口座年間取引報告書の内容を入力します。
ここは、証券会社から送られてくる年間取引報告書の内容をそのまま転記するだけです。
次に、「配当等の支払通知書」などの内容を入力します。
こちらも証券会社から送られてくる「上場株式配当等の支払通知書」を元に、内容を転記します。
2024.02追記
配当金を総合課税にするか申告分離課税にするか、改めて調べなおしたところ年間の900万円以下の場合は総合課税にして、配当金控除を受けるのがベストのようです。
詳しくは下記の動画で説明されています。
【超お得】配当金の手取り金額を最大15%増やす「配当控除」について解説【株式投資編】:(アニメ動画)第154回
2022.03追記で、「源泉徴収されない特定口座を利用して株式投資を行う場合は、原則申告分離課税を選択する」と書かれていたのは、株式の譲渡損益(つまり売買で発生した損益)で、配当金は常に源泉徴収されるため、総合課税にして配当金控除を受けるか、申告分離課税にして売買損益と通算するかの選択になるようです。
・給与所得
会社から発行される源泉徴収票の内容を元に入力します。
源泉徴収票が年末調整済みかどうかで入力する場所が変わります。
年末調整済みかを見分け方は、「給与所得控除後の金額」「所得控除の額の合計額」に数字が入っている場合は、年末調整済みの源泉徴収票です。
・雑所得
他の所得に該当しない所得で、公的年金、原稿料、印税、アフィリエイトやオークションの収入などが含まれます。
アフィリエイト、FXの収入は、ここで申告します。
雑所得の欄は、総合課税の所得 と 分離課税の所得 の2か所にあります。
アフィリエイトの収入は、総合課税の所得の「雑所得 その他」画面で、下記のように入力しました。
・種目は「その他」を選択し、「広告収入」と記入。
・収入金額に、A8.net の支払成果報酬レポートより、年間の振込確定額を記入。
・必要経費に、ドメイン維持にかかる費用とサーバ代を記入。
※ドメイン代やサーバ代は3年分一括で支払いましたが、この場合は1年分に割って申請します。
・所得の生ずる場所に、A8.net の運営会社であるファンコミュニケーションズの住所を記入。
・報酬などの支払者の氏名・名称に、A8.netの運営会社であるファンコミュニケーションズ を記入。
FXの収入は、分離課税の所得の「先物取引に係る雑所得等の入力」画面で、下記のように入力しました。
1 所得区分 は、「雑所得用」を選択。
2 取引の内訳入力は、
取引の内容
種類 に「先物取引に係る雑所得」を入力。
決済の方法に「差金決済」を入力。
まとめて入力するので、「決済年月日」、「数量」は空欄でよいです。
収入
差金等決済に係る利益または損失の額 に、利益額を入力。
必要経費等
空欄に「通信費」を入力。金額はプロバイダ代の半額を入力。
空欄に「書籍代」を入力。金額は書籍代の合計を入力。
その他の項目は、すべて空欄としました。
2022.03追記
今回は暗号資産による収入もあったため、これも雑所得から申告しました。
国税庁のサイトから総平均法での計算フォーマットをダウンロードし、bitFlyerから取得した年間取引報告書の数字を当てはめて収入金額を計算しました。
・総合譲渡所得
土地、建物、株式等、ゴルフ会員権など、資産を譲渡することによって発生する所得を指します。
株式等も含まれているので、株の売却益はここから申告するのか、、、と思ってしまいますが、実はここではなく、「分離課税の所得」に、上場株式の売却益を入力する欄があるので注意です。
・一時所得
一時所得は、営利を目的とする行為以外から発生した所得で、懸賞の賞金、競馬・競輪の払戻金、生命保険の一時金などが含まれます。
こちらも私は対象なしです。
・雑損控除
災害または盗難もしくは横領によって、資産に損害があった場合に受けられる控除とのこと。該当するものはありませんが、万が一の場合に備え、こういう控除が受けられることは覚えておきましょう。
・医療費控除
医療費が10万円を超えた場合は、医療費控除が受けられます。
2017年度からはセルフメディケーション税制も選択でき、こちらは対象に指定された医薬品を1万2千円以上購入すると控除が受けられるようで、病院での治療代は対象外です。(よくわからないので勉強が必要です。。)
どちらも、予防接種は対象にならないようで、普段病院に係らない私は控除対象にならなそうです。
・寄付金控除
ふるさと納税は、寄付金控除から申請します。
・住民税を自分で納付
会社に副業がばれるのを防ぐテクニックで、住民税を「自分で納付」を選択します。
が、いつもどこで指定するのかわからなくなるのでメモです。
「住民税等入力」のページで、「住民税・事業税に関する事項」ボタンを押すと表示されるページで指定できます。