古いPCを新しいPCに入れ替えたユーザーから「リモートデスクトップ接続で使用しているアプリで、ファイルが保存できなくなった」との問い合わせを受けました。
確認したところ、ファイルの保存先が「\\tsclient」となっていました。
「tsclient」って何?ということで調査開始。。。
tsclientはホストコンピュータのドライブを指す
tsclientはホストコンピュータ、つまりリモートデスクトップを使用しているPCのローカルドライブでした。
入替前の古いPCでは、リモートデスクトップのアプリで作成したデータをPCのローカルドライブに保存するよう設定されていたのが、PC入替時に設定しなかったためファイルが保存できなくなっていました。
tsclientの設定方法
リモートデスクトップ接続画面で「ローカルリソース」タブを表示し、「詳細」ボタンを押す。
![](https://uturn40th.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2022/07/remotedp_tsclient1.png)
ローカルデバイスとリソースで、「ドライブ」にチェックを入れる。
![](https://uturn40th.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2022/07/remotedp_tsclient2.png)
この設定を行いリモートデスクトップ接続すると、「\\tsclient」で接続元PCのローカルドライブにアクセスできます。
![](https://uturn40th.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2022/07/remotedp_tsclient3.png)