発音の上げ下げ
発音の上げ下げで文章の意味が変わる
通常の文は語尾を下げる
We want to eat steak. | 私たちはステーキが食べたいです。 |
上記の文は、「ステーキが食べたい」ことを伝える普通の文なので、語尾を下げて発音します。
語尾を上げて発音すると、相手に「私たちはステーキが食べたいですか?」と質問しているような、変な意味になってしまいます。
Yes/Noで答えられる疑問文は語尾を上げる
Do you have chocolate? | チョコレートを持っていますか? |
上記のような、Yes/Noで答えられるような疑問文は、語尾を上げて発音します。
wh疑問文は語尾を下げる
Where do you buy chocolate? | チョコレートをどこで買いましたか? |
上記のようなwh疑問文の場合は、語尾を下げて発音します。
選択肢が2つ以上の疑問文
Is that John or Bob? | あれはジョンですか?ボブですか? |
Is that John,Bob or Mike? |
あれはジョンですか?ボブですか?それともマイクですか? |
上記のような、選択肢が2つ以上の疑問文は、最後の選択肢は語尾を下げ、その他は語尾を上げて発音します。
同じ文章でも語尾の上げ下げで意味が変わる
“I’m sorry.”は、
語尾を下げて発音した場合、「ごめんなさい」と謝る意味になりますが、
語尾を上げて発音した場合、「もう一度言ってもらえませんか?」という質問の意味になります。
“Excuse me.” も、”I’m sorry.”と同様です。
“right”は、語尾を下げると「その通り」、語尾を上げると「そうだよね?」の意味になります。
“really.”は、語尾を下げると「へぇ、そうですか」という相槌になりますが、語尾を上げると「本当に?」という驚いたニュアンスになります。
発音のポイント
①子音と母音
日本語は、「ん」以外は母音(あいうえお)で終わります。
しかし、英語は子音で終わる単語が多いです。
下記の例のように、最後の発音に母音を入れないように注意してください。
• start 「スタート」 の最後の「お」は発音しない。「トッ」と発音するイメージ。
• map 「マップ」の最後の「う」は発音しない。「プッ」と発音するイメージ。
• book 「ブック」の最後の「う」は発音しない。「クッ」っと発音するイメージ。
②音のかたまりの数
日本語と英語では、同じ単語でも音のかたまりの数が異なります。
英語での音のかたまりのを意識して発音してください。
• 日本語の「バスケットボール」は、「バ/ス/ケ/ッ/ト/ボ/ー/ル」で8つの音の固まり。
• 英語の「basketball」は、「bas/ket/ball」3つの音のかたまり。
③音の強弱
日本人の英語学習者は、平板な発音をしてしまうので、音のかたまりを意識して強弱をしっかりつけてください。
• basketball → bas ket ball
• spaghetti → spa ghet ti
• hamburger → hum burg er
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